検索すればすぐわかるようなことを質問されて「ググれカス」と言いたい場面はけっこうあるものです。特に、自助努力の精神を尊重する人ほど、検索もせずに安易に質問をすることに苛立ち、たとえ自分がその場で答えられるだけの知識を持っていたとしても、「教えて君を甘やかす」ことを良しとしないでしょう。 そんなとき、単純に「検索しろ」「○○で検索しろ」「人に質問する前に検索しろ」「http://www.google.com という素晴らしいサイトがあるよ! 超オススメ!」とか言うと、相手の怠惰を責めるだけになってしまい、角が立ちます。「検索もできない情弱をデジタルネイティブな俺様が教育してやるッ!」という態度は非常に失礼になっていまいます。
けれど、教えて君に遭遇しても、「自助努力しろという正論を伝えて角を立てるか、労力をかけて教えてあげるか」の究極の選択になるわけではありません。ちょっと言い方を工夫すれば、質問者のプライドを守りつつ、少ない労力で「親切な人」という評価を得ることができます。
検索上位に出てくる (であろう) コンテンツを賞賛する
「◯◯で検索するとかなり詳しいサイトが出てくる。私もそれを読んで勉強した」というような言い方をします。「検索することをすすめる」ではなく「おすすめコンテンツにたどりつくこと」を勧める形にするのがポイント。わりと平和的に「ググレカス」を伝えられます。
「相手がすでに検索する努力をした」という前提で、他のキーワードを提案する
「自分で検索をする努力を怠っている」と決め付けちゃ駄目です。「検索したけれどキーワードがまずかった」「その話題については、適切な検索キーワードを見つけること自体が難しい」という前提でアドバイスをします。
(例) 質問者「『QBは酷い』という話を聞いたのだが、何のことなのか分からない」 悪い回答「『QB』で検索しろ」 良い回答「『QB』で検索すると1000円カットの店がトップに出てくるので、『QB 僕と契約』で検索することをおすすめする。そのQBという輩がいかにえげつないかがわかる」
「説明するのが難しい」ということにする
自分の言葉で簡潔に説明するのが難しい、あるいは正確な情報を即答できないということにします。「難しい内容なので簡単には教えられない」という形にしてもいいし、「自分の説明力が足らなくて申し訳ない」と謙遜してもいいです。
(例) 「ロールキャベツの作り方を教えてくれ」 「シンプルだが奥の深い料理なので、最初はちゃんとしたレシピを検索して作ったほうが良い。あと、クックパッドなどで検索するとちょっと面白くアレンジしたレシピもある」
……こんな具合です。私自身、どこに行っても「パソコンに詳しい人」というポジションになってしまうタイプの人間なので、オンラインオフラインを問わず、とにかく色々と質問を受ける人生を送ってきました。昔は「無下に断って嫌われたくない」とホイホイと質問に答えていたのですが、「ググれカス」を平和的に伝えるテクニックを身につけてからは、答える手間を省けるだけでなく、「さっきはありがとう! 良いサイトを見つけられたよ」と喜んでもらえることも多いです。