ESP32+MicroPythonでPWMのdutyが反映されずにハマる

ESP32 + MicroPythonで、PWMオブジェクトを生成した直後にdutyをセットすると、なぜか反映されずにdutyが100% (常時HIGH) になってしまうという問題に遭遇し、ちょっと困った。再現性は不明。毎回ではなく何らかの条件が揃ったときに発生し、同じコードでも発生したりしなかったりする。原因はよくわからないが回避策がわかったので共有する。 なお、今回したMicroPythonのバージョンは1.19.1である。 ESP32+MicroPythonでPWM まずは基本の話。MicroPyth

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MicroPython + WebREPLでファイルシステムを弄る

まず読むべきものは MicroPythonの “os” クラスのドキュメントである。基本的にファイルシステム関係はこのクラスで取り扱うことになる。 os – basic “operating system” services — MicroPython 1.19.1 documentationhttps://docs.micropython.org/en/latest/library/os.html#filesystem-access 基本操作 使う前に、まずimportする。 importしないと &#8

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ESP32-DevKitC + MicroPythonを試してみた

Wi-FiもBLEも使えて開発もしやすいとっても素敵なマイコンESP32のプログラムを今までCとC++で書いていたけれども、MicroPythonという便利なものがあるということで試してみた。最初はけっこう面倒だったので記録を残しておく。すべてmacOS上でやっている。 今回使ったボードはこちら。 ESP32-DevKitC 秋月電子でも買えるよ! ESP32-DevKitC-32E ESP32-WROOM-32E開発ボード 4MB MicroPythonというのはどんなものか まず、MicroPython

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Raspberry Pi でNAU7802を簡単に使うためのnpmモジュールをリリースしたよ

24bit A/Dコンバータ NAU7802 をRaspberry Piで動かすためのnpmモジュールを作ったので公開した。 nau7802 – npm maripo/npm-nau7802 (GitHub repository) NAU7802は単品だと入手しづらいが、けっこうあちこちで使われていて、たとえばSparkFunでもブレークアウトボードつきで入手できる。 電圧の読み取り・チャネル切り替え・レート切り替え・キャリブレーションなどのよく使う機能がさくっと呼び出せるような内容になっている

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FRDM-KL25Zのピンソケットに貼るラベルを作ったよ / 白紙のラベルもあるよ

FRDM-KL25Zはmbedにも対応しててArduinoにもなって色々便利だし個人的にはProcessor Expertも大好きだしなかなか良いボードで、うちに5枚あるんだけど、配線のときに毎回ピンを調べるのがめんどくさいので、ピンソケットに貼るラベル作って印刷した。 一応裏面にカンペがついてるんだけれど、裏返して見るのが面倒くさいんだよね。 PDFで置いておくので、印刷して切って貼ってね。 [ダウンロード] frdm-kl25z_label.pdf (追記) 探したら意外となかったので、白紙のピンアウト

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Mac + Kinetis Design Studioでmbedプロジェクトのビルドとデバッグ

最近mbedを始めた。クラウドコンパイラからバイナリをダウンロードしてそのままボードにドラッグアンドドロップすれば書き込めるのは便利。ローカルでのコンパイル & デバッグもできる。 こちらもFRDM-KL25Zでちょっと遊んだあと、KL25Zの載ってるカスタムボードで色々やらなきゃいけないという事情があって、普段使ってるMac + Kinetis Design Studio + J-Linkでデバッグできるようにした。ここに手順を書いておく。 まず、mbedのクラウド開発環境からローカルのマシンにエ

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Windows 8以降でFRDM-KL25Zのファームウェアアップデートができない場合の対処法

ちょっと手持ちのFRDM-KL25Zをmbed化しようと思ったが、ブートローダをアップデートするにあたって困った事態が発生。 手持ちのボードに入っているOpenSDAのファームウェアが Version 1.11 未満の場合、Windows 7以前のマシンでないとブートローダをアップデートできない。この問題の解決法をなんとか見つけたので共有する。MacやLinuxについてはまだ試していないので御免。 まず結論 結論を書いておくと、以下のいずれかの方法で “System Volume Informa

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