街中の化石を探してみよう

建物の壁にはけっこう化石が埋まっている。サンゴや貝やその他の水中の生物の死骸が堆積してできた石灰岩など、生物に由来する岩石がそのまま石材として使われ、表面に化石の断面が現れるという仕組みだ。おしゃれな建物のエントランス部分や下層階などにはけっこうそういう石材が使われていて、眺めてみると綺麗なアンモナイトの渦巻きが見つかったりする。 私が最近見てきた街中の化石を紹介する。 東京駅周辺 東京駅付近は豪華でおしゃれな建物が多く、化石がとにかく大量にある。 丸の内オアゾの地下 丸善で買い物をしたときに発見した。地下

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上野で見つけた、ちょっと座れるガードレール

上野のあたりを散歩していたら、ちょっとおもしろいガードレールを見つけた。一見何の変哲もないガードレールなのだが、なんと、ちょっと座れるようになっているのだ。2本の金属のレールのうち、下の1本が歩道側に飛び出すような形で取り付けられている。 こちらの写真は、座れないふつうのガードレール。 座れるところと座れないところの境界はこんなふうになっている。 このタイプのガードレールは、上野公園の前の、ABABや松坂屋のある通りに沿ってけっこう長い距離にわたって設置されている。長時間座るのには向かないけれど、ちょっと疲

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Outer Wildsは良い

Outer WildsのNintendo Switch版が発売された。私はこの作品をPS4版でプレイしたのだが、ぜひSwitch勢のみなさん、そして今回Outer Wildsを知った人にもプレイしてほしいので、ちょっと語ることにする。 Outer WildsはオープンワールドSFゲームである。さらに、同じ時間を繰り返す「ループ物」の要素が加わる。そして、プレイヤーは、ただ好奇心だけに衝き動かされてて宇宙を歩き回り、飛び回る体験ができる。 謎解きといえば謎解きなのだが、このゲームは「謎」と「それ以外のもの」の

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MosquittoでAWS IoT CoreにPub/Sub

AWS IoTのテストにmosquittoを使うと、デバイスの開発の際にちょっと設定をテストしたり、ちょっとハマったときにコマンドラインで検証をしたりと、何かと便利。 準備 mosquitto_pubでpublish mosquitto_subでsubscribe subscribeしながらpublishしたい場合はmosquitto_rrを使おう mosquitto_rr を使うと、subscribeしつつpublishすることができる。 たとえば、AWS IoTでの証明書の取得などでは $aws/cer

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ESP32-S3 + MicroPythonでGPIO19とGPIO20のピン割込を使いたい場合

この記事のあらすじはこうである。 「ESP32-S3 + MicroPythonでGPIO19とGPIO20のピン割込が使えないと思ったら、それぞれUSB_D-とUSB_D+に割り当てられている関係でピン割込が無効になっている。USBを無効化したカスタムファームウェアをビルドして焼いたら使えるようになった」 ISRが呼ばれない GPIO19とGPIO20はデフォルトの機能がそれぞれUSB_D-とUSB_D+となっているが、GPIOとしてRead & Writeは普通に使える。ただし、ピン割込みが使え

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ESP32-S3とMicroPythonとPSRAM

この記事では以下のような話をする。 ESP32-S3のモジュールの型番の見方 ESP32-S3-WROOMシリーズの型番はこんな構成になっている。 PSRAMを搭載していないものは最後の “R+PSRAM Size” の箇所がない。 PSRAMはQuad SPI (QSPI) とOctal SPI (OSPI) の2種類ある。2023/06/01の時点でリリースされているものは、2MBのものはQuad SPI、8MBのものはOctal SPIとなっている。型番でいうと、末尾に &#8

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Automator appに画像をドラッグアンドドロップ

macOSでDrag & Dropで画像をWebPに変換できるようにする

画像 (1枚でも複数でもいい) をドラッグ & ドロップすると、WebPに変換し、拡張子をwebpに変換したものを保存してくれるやつをこれから作る。コマンドラインの画像変換ツール cwebp と、いろいろ自動化できる便利ツール Automator を使用する。 cwebpを入れる cwebp ならすでに入ってるよ! という人はここは飛ばして次の “Automator Applicationを作る” に進んでね。 cwebp というのはGoogleのWebPチームの作った画像変換ツールで、コマンドライ

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OpenStreetMapで更新後1年半以上経った建設用地を探す

OpenStreetMapでは、長いあいだ調査・更新されていないうちにデータと現況が合わなくなってしまうことも多い。よくあるのが、調査の時点では工事中だったため「建設用地」としてタグ付けされ、その後工事が完了しても更新されていないというケースだ。landuse=construction のついた地物が更新後1年半以上経っていた場合、よほどの大工事でなければ再調査すれば建物が出来上がっている。そんな地物を抽出して「この工事、そろそろ終わっているんじゃないの?」と確認しに行きたい場合は、Overpass QL

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ライスクリスピーと水飴で雷おこしのような物を作ろう

雷おこしを作るには「おこし種」という物が必要なのだが、お米を蒸して乾燥させて焙煎して……と大変らしい。しかし、朝食シリアルとしてスーパーマーケット等で普通に売られているライスクリスピーを使うと、おうちで楽しく「雷おこしのような物」を作ることができる。普通の雷おこしよりも若干柔らかく、さくっとしているので、子供でも食べやすい。 材料 必ず必要なのが水飴。今回の記事で紹介しているような分量だと水飴大さじ3杯を使っている。それからライスクリスピー。こちらは50gほど使った。そんなに大量に使うわけではないが、調整し

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ESP32+MicroPythonでPWMのdutyが反映されずにハマる

ESP32 + MicroPythonで、PWMオブジェクトを生成した直後にdutyをセットすると、なぜか反映されずにdutyが100% (常時HIGH) になってしまうという問題に遭遇し、ちょっと困った。再現性は不明。毎回ではなく何らかの条件が揃ったときに発生し、同じコードでも発生したりしなかったりする。原因はよくわからないが回避策がわかったので共有する。 なお、今回したMicroPythonのバージョンは1.19.1である。 ESP32+MicroPythonでPWM まずは基本の話。MicroPyth

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