ファッション通販風の広告からサポート詐欺サイトに飛ばす手口を観測した

2025年4月、ちょっと新しいタイプの詐欺広告が増えているのを観測したので、情報を共有する。 Google AdSense経由で、ファッション通販っぽい広告バナーからサポート詐欺サイトに誘導する広告が配信されているのを見つけた。 サポート詐欺の手口についてはすでに良い解説があるので、ここで詳しくは触れないが、「あなたのパソコンはウィルスに感染しています!」などと脅す画面を表示し、偽の「サポート窓口」に電話をかけさせ、電話口で騙して現金を振り込ませたり金券を送信させたりするというものだ。 突如現れた大量の類似

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2枚の平面画像をパノラマ化してMeta Questで立体視 (その3 Python編)

前回の「2枚の平面画像をパノラマ化してMeta Questで立体視 (その1 概要編)」と「2枚の平面画像をパノラマ化してMeta Questで立体視 (その2 Blender編)」の続き。右目用・左目用がセットになった画像をMeta Questの標準の画像ビューアで立体視できるように変換する方法を紹介しているが、今回はPython編だ。 こちらは、前回のBlenderを使った方法と比べると、一度準備が出来れば後の実行がとても簡単。コマンドひとつで生成できるので、大量生産や試行錯誤に適している。 使い方 n

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2枚の平面画像をパノラマ化してMeta Questで立体視 (その2 Blender編)

前回の記事「2枚の平面画像をパノラマ化してMeta Questで立体視 (その1 概要編)」の続き。右目用・左目用がセットになった画像をMeta Questの標準の画像ビューアで立体視できるように変換する方法を紹介する。 Blenderを使う方法とPythonを使う方法の2通りを紹介するが、今回はBlender編だ。 テンプレートを使う こちらに、テンプレートとして使えるBlenderデータを用意した。ダウンロードしてすぐ使える。 📦stereo_poster_blender.zip zip

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2枚の平面画像をパノラマ化してMeta Questで立体視 (その1 概要編)

この記事では、右目用・左目用がセットになった画像をMeta Questの標準の画像ビューアで立体視するテクニックをお伝えする。前回の記事「アーマードコア6のパノラマ立体視画像を合成してVRで鑑賞する」ではゲーム内の風景を立体視して遊んだが、今回は現実世界でやってみることにする。 立体視のしくみ こちらは、左右にちょっとずらした所から撮影した写真だ。JR御茶ノ水駅を出てすぐのお茶の水橋から撮影した。川と橋、そして鉄道 (さらに今なら工事現場も!) の織りなす風景は立体視にぴったりだ。 左の写真を左目で、右の写

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Meta Questヘッドセットに簡単にURLを送るブックマークレット

Meta QuestヘッドセットのブラウザでURLを開くにはどうするか。メールで送るとか、Google Keepで「データのやりとり用のメモ」を作ってログインしておくとか色々方法はあるのだが、Web Launchという仕組みがけっこう便利だ。 Web Launch Web Launchというのは、特定の仕様に沿ったURLにアクセスすることでMeta QuestヘッドセットでURLを開く、あるいは保存する仕組みだ。詳しくはこちらの公式ドキュメントに書かれている。 使い方はシンプルで、 にエンコード済のURLを

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アーマードコア6のパノラマ立体視画像を合成してVRで鑑賞する

前回の記事「アーマードコア6のパノラマ画像を合成してVR作業環境の背景にする」の続き。 今度は、立体視できるパノラマ画像を作ることに成功した。見回せるだけでなく、遠近感がついた。VRヘッドセットで鑑賞すると、目の前に機体があり、手を伸ばせば触れることができそうだ。臨場感と立体感に脳を焼かれる。これはぜひ体験してもらいたいので、作り方を解説する。ちょっと手間はかかるが、その価値はある。 どんな出来上がりになるのかをお伝えするため、サンプルを置いておく。VRヘッドセットをお持ちの方はリンク先の画像をダウンロード

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アーマードコア6のパノラマ画像を合成してVR作業環境の背景にする

世の中には、色々な方向を撮影した風景写真を自動で合成し、パノラマ画像を生成してくれるソフトウェアがある。全天球がなくても、普通のカメラがあれば、パノラマ画像ができてしまうのだ。それをパノラマビューアでぐるぐる回したり、VRで没入したり、3DCGの背景にしたりすることができる。 現実世界で撮影したもの以外でもパノラマが作れるので、好きなゲームの全方位スクリーンショットを撮ってパノラマ化し、その世界に没入してみようというのが本記事のテーマである。 アーマードコア6にはフォトモードというのがあり、ゲームを途中で一

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かきかたプリントメーカーで文字の「はね」「はらい」が表現できるようになった

かきかたプリントメーカーにけっこう大きなアップデートを施した。今までは文字の線の太さが均等だったのだが、今回のアップデートで「はね」「はらい」の箇所で細くなるようにした。日本語の文字を学ぶ上ではけっこう大事なことなのでずっと実現したいと思っていたのだが、技術的にちょっと面倒なので実装が遅くなってしまった。 日本語では、似た字形のカタカナが線の方向やはね・はらいによって全く別物になってしまう。日本語ネイティブの人々は慣れているので気にもとめないが、非ネイティブの人は日本語を学ぶときにかなり困惑するらしい。そし

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折り紙で「まきびし」を作る

折り紙で「まきびし」を作ってみた。 正月に子供と遊んでいたら「忍者の道具を作ってほしい。手裏剣の作り方は知っているから、手裏剣じゃないやつをお願い」というリクエストを受けた。この間のトラバサミといい、なにかと変なものをリクエストしてくるものだ。 そんなわけで即興で作ってみたところ、なかなか良い感じになった。立体的にできているので、そのへんにぽいっと投げるとトゲが上を向く。小さめの折り紙で何個か作って撒くと、なかなか凶悪な感じになる。これなら敵に追われても安心だね! 作り方。途中までは「鶴」と一緒だが、ちょっ

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かきかたプリントメーカーの配色をカスタマイズできるようにした

かきかたプリントメーカーでは文字に一画ずつ色をつけることができる。今までは1画目は赤、2画目は青……という具合に配色が固定されていたのだが、今回のアップデートで、自由にカラーパレットを編集できるようになった。 使い方 カラーパレット編集ページを開く。カラーパレット編集ページは、プリント作成画面で色を選ぶときに「カスタム(濃)」「カスタム(淡)」の端っこに有る鉛筆アイコンをクリックすることでも開ける。 変更したい色をクリックすると、カラーピッカーが開く。 パレットができあがったら保存する。 保存したパレットは

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