毎朝、レアジョブでフィリピンの先生の英会話レッスンを受けている。レッスン前には「ご飯はもう食べた?」「そちらの天気は?」といった挨拶や雑談になる。
ある日「最近中華粥ばっかり食べてます」という話をしたところ「フィリピンでもLugawというお粥が人気なので作ってみるといいですよ」と先生に教えてもらった。
その “Lugaw” という料理を実際作ってみたら物凄く美味しかったので、今日は私がネットで調べた範囲で試したレシピを紹介することにする。
はじめに…… ルーガウとはなんぞや?
興味深いので、先生に更に詳しく教えてもらった。
- 鶏がら等のだしで煮込む。薬味は揚げニンニクや揚げタマネギ、生姜、小葱などを使う。レモンを入れることも多い。あとはお好みで胡椒や胡麻を追加。
- 魚醤や醤油を使うとさらに美味。煮込むときのスープに入れたり、薬味を炒めるときに使ったり、食べる直前に垂らしたり。
- 具は卵・鶏の手羽元・豆腐など。ハチノス(牛の胃)も美味しいけれど、下処理も大変だし長時間煮込まないといけない。
- 屋台料理としても人気で、チェーン店もある。朝御飯や夜食、飲んだ後の〆としても人気。なんとなく体調が冴えないときや、二日酔いでつらい時に食べて元気を出す。
……という料理らしい。
画像検索で、どんなものなのか見てみよう。
おおお、なんだか美味しそうな画像がいっぱい!
作ってみた
これはぜひ食べたい。”lugaw recipe” でググると色々レシピや動画が出てくるので、いくつか読んで研究し、ネットの情報だけで頑張って作ってみた。
鶏ガラスープでじっくり煮込む派・白粥を作って最後にちょっと味をつける派など、スタイルは色々あるようだが、今回は
「にんにくと玉葱と生姜を炒める→スープを注ぐ→米投入」
という作り方を紹介する。
材料 (2人前)
- 米 1合弱
- 鶏ガラスープ 400ml程度 (顆粒スープでも可)
- にんにく1片
- 生姜少々
- 玉ねぎ 1/8玉
- 万能ねぎ 3本ほど
- サラダオイル 大さじ1〜2
- 醤油または魚醤 大さじ1〜2
- 具 (今回はゆで卵)
- レモン半分
前日の夜から米を水にひたしておくと、楽ができるし、いい具合に米が割れてスープの絡みもよくなる。このへんは、中華粥を作るときに米を「咲かせる」ために使うテクニック。
味のベースとなる鶏ガラスープを用意。顆粒スープを水に溶いてレンジでチンした。
にんにくと玉葱と生姜を刻んで……
サラダオイルでキツネ色になるまで炒める。中華鍋を使うと、炒めるところからお粥を煮るところまでスムーズにできる。ニンニクは色がつきはじめてから焦げるまでの時間がけっこう難しい。生姜と玉葱が色づいてきた頃に投入するのが吉。
ここで揚げにんにくや揚げ玉葱を別のお皿によけておいて、食べる直前に薬味として投入するのも良し。スープの味を強化するために使っても良し。もちろん半々でも良い。
醤油を入れてちょっと加熱。いい香りがしてくる。ちなみにフィリピンでも日本の醤油は人気らしく、キッコーマンの名前は広く知られているらしい。
鶏ガラスープを投入。
この時点ですでにスープとして美味しい。あとは米を投入して煮る。水が減ってきたら追加。20分くらいで柔らかくなる。このへんの加減はお好みで。
お粥が焦げ付かないようにかき混ぜながら、隣のコンロでゆで卵を作る。Siriに “◯◯分たったら教えて” って話しかけるとタイマーをセットしてくれるよ!
薬味のレモンと万能葱を用意。
胡椒や醤油を足し、レモンをしぼっていただきます。
感想
中華粥ともまた少し違って、なんとなく「ベトナム料理のフォーのご飯バージョン」という印象。鶏ガラ醤油のスープでしっかり味がついている。揚げにんにく・揚げ玉葱・生姜が香ばしい。具はチキン系が合う。
にんにくはカリッと揚げるので、においはほとんど気にならない。お出かけ前などでどうしても心配なら、にんにく抜きでもいいと思う。玉葱と生姜がけっこう頑張ってくれる。
前日から米を浸しておき、段取り良く作業すれば20分で作れるので、朝食に最適。具だくさんにすればブランチにも良い。最初に投入するにんにく・玉葱・生姜は、数日分保存しておくと楽かも。
追記
今回は、普段使っている短粒米を使った。調べてみたところ、フィリピンで主に食されているのはタイ米に近い長粒米らしい。そちらを使うと、粘り気の少ないさらりとした食感になると思う。今度タイ米を買ったら試してレポートする予定。
クックパッドにも載せておいた。
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