台湾・高雄の地下鉄が物凄く萌え萌えなことになっていた


仕事と観光を兼ねて1週間ほど家族で台湾の高雄市に行ってきた。
北緯22°は南国である。12月でも暖かく、空港を出れば椰子の並木道、暖かいを通り越して暑い日もあり、テラス席で食べるマンゴーかき氷は最高に美味しかった。

高雄の地下鉄 (高雄捷運) は日本の一部の人たちに有名である。「高捷少女」という二次元の女の子たちが居て、しかもちょっとポスターを貼りましたとか等身大パネルを起きましたとかいうレベルではなく、それはもう本気で萌え萌えなことになっていてとにかく凄いという話。

地下鉄に乗ろう

さて駅に行ってみよう。

2本の地下鉄路線の交差する乗換駅、最も美しいと評される美麗島駅。英語表記は “Formosa Station” である。昔のポルトガル語での台湾の呼称 “Formosa” およびその訳語 “美麗島” に由来する。

交差点を囲むようににガラス張りのエントランスが配置されている。

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構内に入ると、ステンドグラスのような美しい天井。

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パノラマ。

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美しいだけでなく、バリアフリーも完璧。複数ある出口それぞれにスロープとエレベーターがついており、子連れの旅でもとても快適だった。

あっちにもこっちにも高捷少女

この美しいコンコースの端に彼女は立っていた。かわいい。

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電車内を模した写真撮影コーナーがあった。

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とにかく駅のあちこちに居る。しかも絵のバリエーションがすごい。使い回しをあちこちにベタベタ貼っているわけではない。

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こちらもちょっとした展示コーナー。

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ギャラリーやキャラクター紹介。

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キャラクター紹介。身長・体重も細かく設定されている。

ちょっと小柄なエンジニアの子は、身長145cm、体重39kg
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唯一の男子、飛揚くんは72.3kg
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49.45kg
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45.625kg
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その妙に細かい数字は一体何なのだ?

旅の記念に

記念メダルの販売機もある。50元、日本円だと約200円(2016年12月時点)。

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記念撮影ブースもある。

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こちらも50元。私たちも家族でやってみたた。家族で行動していても、なかなか「全員で写っている写真」というものは残らない。ちょうどいい機会だということで、50元硬貨を投入し、「さん、あーる、いー」のカウントダウンで思い出の一枚を撮った。グッズの売店もあるのだがちょっと時間の関係で立ち寄れず。残念。

他の駅も……

こんな具合で美麗島駅は色々と気合が入っていたが、他の駅にも、こんなコーナーがあったりする。こちらは、鹽埕埔 (いぇんちぇんぷー) 駅の様子。

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高度すぎるポスター

マナー・防犯ポスターは、どの駅にも貼られている。ただキャラが説教しているだけでなく、色々と濃厚かつギリギリなネタが仕込んである。

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実は私は、最近各地で増えてきた「とりあえず萌えキャラ作りました」という企画があまり好きではない。ただ萌えられるためだけに生み出され、お決まりの仕事を与えられ、ひとりぼっちで2次元空間からこちらに媚びる姿を見ると、なんだかどうしようもなく切なく、いたたまれない気分になってしまうのだ。

高雄の彼女たちは、それぞれに仕事があって、仲間が居て、仲間同士の楽しそうな掛け合いを見せてくれて、人生があって、ときに厳しくマナーを説き、ときに鉄道の顔役として一緒に記念写真を撮ってくれたりと、確実に3次元に飛び出してきている。ただのお飾りに終わらせず、キャラクターに命を吹き込むために丁寧に企画しているのが伝わってきた。

日本にも来てよ! と思ったら……

さて、日本でもウケそうなテイストの「高捷少女」の皆さん、日本にも遊びに来てよ! と思ったら、ちゃんと日本向けに色々やっている。ありがたい。日本での名前は「たかめ少女」。たかおメトロの略らしい。原題通りのほうが台湾っぽさが伝わってきて好きなんだけれど、まあしょうがないのかな。

ガンガンONLINEでノベルが読める。高雄のローカルネタを交えたほのぼの系。

進め! たかめ少女 高雄ソライロデイズ。 | ガンガンONLINE | SQUARE ENIX

日本語のTwitterアカウント。高雄市の旅行情報なども発信していて楽しい。コミックマーケット91にも出展するとのこと。

進め!たかめ少女 高雄ソライロデイズ。 (@T_Sorairodays) | Twitter

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