このあいだは狛江市・多摩川沿岸の飯室層で貝の化石を掘ってきたが、その後、また化石掘りに行ってきた。化石のクリーニングも少し上達し、わりと良い標本が得られた。
発掘現場。洗濯板のような地形が川に洗われている。

端っこがほんのちょっとだけ露出している貝化石を探す。こういうものは地層中に丸ごと埋まっている可能性が高い。

こんなふうに周囲を大型カッターでブロック状に切り出し、あとは持ち帰ってから頑張ってクリーニングする。
まずはこちら。細長いのはアゲマキガイかユキノアシタガイかな?

隣接して出てきた2つの二枚貝は、切り離さずくっついたまま標本にした。ここは貝化石が密集しているので、セットで出てくることがけっこうある。
ここの地層の化石は百数十万年前のもので、ふつう化石と聞いて想像するような硬いものではない。「貝殻そのまんま」をちょっと脆くしたようなものだ。乾燥すると崩壊しやすい。母岩も砂岩で、泥団子を堅くしたようなものだ。母岩は木工用ボンドを水で薄めたものを染みこませて固め、化石の表面は無色透明のアクリル樹脂で薄くコーティングしながらクリーニングを進めていった。表面がちょっとテカテカしてしまうが、粉々に砕けるよりはずっと良い。
続いてこちらはなかなかボリュームのある二枚貝。合弁の状態でかなり綺麗に取り出せた。化石なのに妙に美味しそうである。七輪を持って100万年前の東京湾に行きたくなる。
こちらもユキノアシタガイかアゲマキガイかな? 両端が欠けた状態で出てきたのがちょっと惜しいが、蝶番が綺麗に残った。

続いてこちらは、クリーニングしていたら縦横に2個セットになって出てきた貝化石。片方は半分に割れているが、もう片方はけっこううまく取り出せそうだ。化石を破壊しないよう、母岩をちまちまと削っていく。なかなか難しい。
綺麗に取り出せた!













