古いMacBookが突然壊れてしまった。電源が入らない。SMCリセットも効かない。ジーニアスバーで見てもらったところロジックボードの破損と思われるとのこと。そろそろ古くなってきたかなと思っていたところなのでこれを機にMacBook Air 2020年モデルに新調した。初めて使うApple M1機である。
新しいマシンと仲良くなる上で色々なことがあったのでメモを残しておく。
Time Machineから復活
Time Machineにとっておいたバックアップから復活。Wi-FiでTime Machineにつないだら400GB超のデータを復活させるのに丸2日かかった。壊れたのがちょうど金曜で、復帰に使ったのが土日。子供と遊んでほとんど仕事のできない日なのでちょうど良かったのだが、けっこうかかる。有線LANを使えばだいぶ速くなったかもしれない。
諸々のアプリが動かなくなって焦ったのでRosettaを入れる
アプリが色々動かないので焦るが、そんなときはRosettaというのを入れる。Rosettaとは何かというと
Rosetta 2 enables a Mac with Apple silicon to use apps built for a Mac with an Intel processor.
Intel製CPU用にビルドされたバイナリは本来そのままではApple silicon上で動かないのだが、そこの互換性を吸収してくれるというもの。アプリケーションを開く際、互換性があればそのまま実行、なければRosettaがいい感じで通訳して実行してくれるというわけだ。
……こちらのページによれば、本来は非互換のアプリケーションを開こうとしたときに自動でRosettaのインストールを促すダイアログがポコンと出てくることが想定されているらしいが、あいにく自分の環境では動かない。スクリーンショットを撮り忘れたが、アプリを開こうとしたときのダイアログには “Rosetta” のRの字もなく、ただインストールに失敗したとかいう素っ気ない言葉が表示されていた。
そんなときは落ち着いてターミナルを開き
/usr/sbin/softwareupdate --install-rosetta
これで大抵のものは動くようになる。
Apple silicon対応バイナリがあれば入れ替える
とりあえずRosettaを入れることで従来の生活を取り戻すことができたのだが、できればApple silicon対応バイナリが配布されていればそちらに入れ替えたい。使用頻度の高いソフトウェアから順に調べていき、あればインストールし直す。
Toggl Desktop入れ替え
私はタイムトラッキングツールTogglを愛用している。Togglはいいぞ。Macで作業する場合はToggl Track Desktopを入れているのだが、Rosettaを変なエラーで動かない。
Corrupt image: database disk image is malformed
ユーザデータを消してもだめ。アプリケーションを再インストールしてもだめ。
↑ Toggle Track Desktop form Macのページのこちらのボタンを押すとdmgのダウンロードが始まるが、実はこれはハズレ。Mac App Storeから入れたらちゃんと動いた。
App StoreのページはTogglの公式サイトからのリンクがなかなか見当たらないので本物かどうか判断に迷ったのだが、Togglの開発者ブログのエントリでちゃんと紹介されていたので本物と判断した。