BeaconBoardっていう便利そうな物を作ったよ

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BeaconBoardという物を作って、Maker Faire Tokyo 2014で展示してきた。乗っている重さにiBeaconをゆんゆんする板。乗せた物が指定した重量よりも重い場合、もしくは軽い場合にiBeacon信号を発信する。スマートフォン(今のとこiPhoneアプリだけできてる)がそれを受信するとアプリの画面が更新されたり、設定しだいではメールが飛んだりする。

beaconboard_usage

開発中は、「小麦粉や米や醤油が僅少になったときに通知してくれて超便利だよね」ということで「小麦粉乗せるやつ(仮)」「米Beacon」「醤油Beacon」とか呼んでいたが、ふざけていると思われそうなので、BeaconBoardというあまりひねりのない名前にした。

Bluetooth Low Energyのペリフェラルとして機能している。モジュールはBraveridge社のBVMCN5102-BKを利用。ボタン電池1個で動く。iBeaconとして発信している時以外は、しばらくスリープ→計測→アラート条件を満たしていなければまたスリープ→計測……という動作をするので、電池消費はすこぶる少ない。実際に計測したわけではないが、iBeacon発信状態になったらすぐに対応するという使い方をしていればボタン電池1個で2年くらい動きそう。

使い道としては、一般家庭で頻繁に補充する物、たとえば米や猫のご飯の下に敷いておくというものを当初は想定していたが、飲食店やオフィスでも使えると思う。たとえば飲食店だったら

  • お冷や飲み放題のピッチャーが空になったら店員さんが速攻で対応。ピンポーンとかすいませーんとか呼ばれなくても対応できるのでちょっと楽になるしお客さんも満足。
  • ビュッフェの大皿の下に敷いておく。料理が減ってきたらキッチンで次発装填。
  • オフィスのあちこちにあるゴミ箱の下に敷いておく。ゴミ箱を全部除かなくても、中身の増えてきたところだけ対応すればいいので楽。
  • ついでにコピー用紙その他、あらゆる備品の下にも敷いておくといいんじゃないかな。
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