上野のあたりを散歩していたら、ちょっとおもしろいガードレールを見つけた。一見何の変哲もないガードレールなのだが、なんと、ちょっと座れるようになっているのだ。2本の金属のレールのうち、下の1本が歩道側に飛び出すような形で取り付けられている。
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座れるところと座れないところの境界はこんなふうになっている。
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このタイプのガードレールは、上野公園の前の、ABABや松坂屋のある通りに沿ってけっこう長い距離にわたって設置されている。長時間座るのには向かないけれど、ちょっと疲れたときに休憩したり、飲み物を飲んだりするのに良い。観光の途中にちょっと荷物を整理したり、地図をチェックしたりするのにも最適だ。
東京の街中を歩いていると、ベンチがなかなかない。ベンチらしいベンチは設置するのにスペースが必要だし、設置したところで長居する人が出てくるだろうから、仕方のないことではある。けれど、こうして「ちょっと腰掛けられる場所」があれば、足腰が強くない人でも街歩きが辛くなくなるだろう。