最近の「ハッカソン」について

複数人の参加するゲームでは、しばしば、ガチ勢とエンジョイ勢の間に軋轢が発生する。
どちらもゲームを愛しているし、ゲームのルールに文句があるわけではない。意図的に互いを妨害しようとしているわけではないが、互いの行動パターンの不一致が軋轢を生んでしまう。

最近、ハッカソンという名前を冠したイベントにおいて、そういった取り組み方の違いが目立つようになってきているように見える。私も、あるときは参加者として、またあるときは企画者や「中の人」として、「ハッカソン」と呼ばれるイベントに参加している。近年は、様々な方向性の「ハッカソン」が開催されている。そこに多くの人が参加している中で、参加者同士、あるいは主催側と参加側の齟齬をどうにか無くせないか、あるいはすれ違いを前提としながら楽しむ方向はないかと考えている。

ハッカソンにおいては、もちろん参加者みんな何らかの意味でガチ勢なのだが、そこに2パターンのガチ勢が存在している。

  • ガチ勝利勢
  • ガチhack勢

の2種類だ。これは、温度差ではなくベクトルの違いである。
ガチ勝利勢は、とにかく勝ちに行く。
それに対し、ガチhack勢はその場でいかに密度の濃いhackをすることを目指す。 続きを読む

初心者が潜水艦映画を9連発で観たよ

潜水艦映画を9本連続で借りて観てみた。潜水艦映画は面白い、潜水艦映画にハズレ無しいう話はよく聞くし、最近海軍関係の本を何冊か読んで海中の世界というものに興味を持った。正直言うと艦これにハマってどうのこうのという理由も全くないわけではないわけだが……。

観た9本はどれも面白かったので、今日は1本ずつ軽く紹介しようと思う。決定的なネタバレは無いのでご安心を。

今日の目次

  • 潜水艦映画の魅力
  • 系統別おすすめ作品
  • 作品紹介
    • Uボート
    • 深く静かに潜行せよ
    • 眼下の敵
    • 潜水艦イ-57 降伏せず
    • U-571
    • レッド・オクトーバーを追え
    • クリムゾン・タイド
    • ローレライ
    • イン・ザ・ネイビー
  • 潜水艦映画を観る前の簡単な予習

潜水艦映画の魅力

作品それぞれの魅力はもちろんあるのだが、潜水艦映画というジャンルそのものには共通の魅力がある。ポイントはこんなところだ。

無言の交流 : 潜水艦は、外界との接触が限られている。味方なら最低限の通信しかできない。通信トラブルはもはやお約束。敵ならばソナーと魚雷で語り合う。限られた情報から相手の思惑や人物像を思い浮かべて行動するわけなので、感情のほとばしる会話もなく、奥の深い心理描写が魅力となる。戦闘シーンでは、見えない敵同士、思惑を読み合いながらの知的ゲームが一手一手進んでいく。「眼下の敵」と「レッド・オクトーバーを追え」は、特にそういう表現が秀逸だった。 続きを読む

BeaconBoardっていう便利そうな物を作ったよ

BeaconBoardという物を作って、Maker Faire Tokyo 2014で展示してきた。乗っている重さにiBeaconをゆんゆんする板。乗せた物が指定した重量よりも重い場合、もしくは軽い場合にiBeacon信号を発信する。スマートフォン(今のとこiPhoneアプリだけできてる)がそれを受信するとアプリの画面が更新されたり、設定しだいではメールが飛んだりする。

beaconboard_usage

開発中は、「小麦粉や米や醤油が僅少になったときに通知してくれて超便利だよね」ということで「小麦粉乗せるやつ(仮)」「米Beacon」「醤油Beacon」とか呼んでいたが、ふざけていると思われそうなので、BeaconBoardというあまりひねりのない名前にした。 続きを読む

FF15クソコラメーカーをリリース

Final Fantasy 15のトレーラーで、ホストっぽい格好の主人公たちが黒塗りのオープンカーに乗って大草原で大型動物をボコっているシーンが大ヒット、大量のクソコラが作られるという事件が発生。瞬く間にインターネット・ミームとなった「例の車」の高解像度素材をスクエニ公式が配布するというまさかの展開になった。

詳しくは「スクエニは本気:FF15のクソコラが流行→ふっきれた公式、素材を配布する – ねとらぼ」をどうぞ。

さらに例の車を画面下に強制表示するChrome拡張がリリースされたりしたのだが、これが実際、問答無用ででかい車を表示してきてなかなか邪魔。ストリートビューや車窓動画を全画面表示するにはいいんだけどね。

で、もっと柔軟にコラを作ったりドライブ気分を楽しんだりできたらいいなということで、高機能で実用的なのを作った。

FFXVクソコラメーカー - Chrome Web Store
(※ トレーラーでは四人のナイスガイがサファリを駆け巡っていましたが、この拡張はサファリには対応していません。)

usage

好きなサイトの好きな場所に表示できるぜ!

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スリランカフェスティバルに行ってきた

スリランカフェスティバルに行ってきた。元々代々木公園で開催される予定だったものが、デング熱の発生により会場変更。国際展示場と有明の中間地点にあるシンボルプロムナード公園というところで行われていた。

お面。こういうアイテムがあちこちに飾られていてとってもスリランカな気分。

お面

ステージでは色々なパフォーマンスやイベントが行われていて大盛況。こちらは、男女のダンサー達による漁師の踊り。網を引くポーズが特徴的な大胆なダンス。 続きを読む

マウスオーバーで拡大する広告はもうちょい挙動を改善してほしい

マウスカーソルを3秒〜5秒バナーに乗せると、画面いっぱいにババーンと動画が広がり、せっかく楽しんでいたコンテンツを覆い隠す……という広告を去年あたりから見かけるようになった。エキスパンド広告という名前がついているらしい。
タブレットやスマートフォンなどのタッチスクリーン端末には影響がないのだが、普通のパソコンだと、「カーソルをそのへんに置いたまま画面をスクロールしていたらいつの間にかバナーに乗っかっていて動画がでかでかと表示されてしまった!」という事故がよく起こる。

先日Twitterでこんなことを書いたところ、物凄い勢いでRTされ、「あれは本当に滅びてほしい」「あれはウザすぎる」と同意の声が聞こえてきた。

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なぜ鬱陶しいのか?

このタイプの広告は、次のような考えに基づいて作られている。

  1. 「見たい」という積極的な意思表示をした人だけに対して動画を見せたい
  2. バナーにカーソルを合わせるのはユーザの積極的な意思表示である

ここから、「マウスオーバーをユーザの積極的な意思表示とみなし、動画を再生する」という仕様が出てくるわけだ。

「1. 見たいという積極的な意思表示をした人だけに対して動画を見せたい」というところまでは良い。本当に見たい人が相手ならば、音を出そうと、画面いっぱいに表示しようと構わない。また、「広告をクリックして新しいページを開く」というのにはけっこう心理的な抵抗がある人に、「クリック未満」の意思表示でプレビューを見せるというアイディアも良い。

だが、「2. バナーにカーソルを合わせるのはユーザの積極的な意思表示である」……ここが間違っているのだ。
キーボードショートカットやマウスホイール、トラックパッドのジェスチャーなどでスクロールを行っているときに、意図せずカーソルが乗ってしまう。「カーソルを乗せた」というよりも「カーソルの下にたまたまバナーが来た」といったほうがむしろ正しい。そんなことで音が出たり、閲覧中のコンテンツが隠されたりしたら、それはもう憎悪しか生まない。

改善はできないのか?

そういった事故を防ぎながら「積極的な意思表示をしたユーザのみに対してアクションを起こす」というのは実現する方法もあるはずだ。

こちらのサンプルをご覧いただきたい。

  • マウスオーバーした瞬間に何が何でもカウントダウンを開始する (従来タイプ)
  • マウスオーバー後、カーソル座標のX, Yともに変化があった場合のみカウントダウンを開始 (改善タイプ)

の2パターンを並べてあるので、わざとカーソルを乗せたり、カーソルが停止した状態で画面をスクロールしたりと、色々試してみてほしい。違いがわかる。

マウスオーバー広告の挙動を少しマシにしてみるテスト (PCで見ないとおそらく何のことだかわからない)

http://blog.maripo.org/wp-content/uploads/2014/01/expand_ad.html

これですべての「事故的なマウスオーバー」を判別できるわけではないし、もっと他の方法での実装もあるかとは思うが、だいぶマシになった。
少なくとも「カーソルをバナーに乗せた」のでなく、「バナーがカーソルの下に来た」ことによる意図せぬ再生を止めることはできる。

竹のスマートフォンスピーカー “iBam” が届いたよ!

シンガポールのSustainable Living Labから、竹製スマートフォンスピーカー “iBam” が届いた。天然の竹を使った手作り製品なので、頼んでから3週間かかった。

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これを作っているところ

これを作っているのは、シンガポールのクラフト系ハッカー達の集うスペース “Sustainable Living Lab” というところ。

私が「この竹スピーカー欲しい」とFacebookに書き込んだら、@hisashinが「あ、それ作ってるところに先々月行ったんだけど」と言っていた。世界は狭い。彼は夏にマレーシア、シンガポール、中国の深センと香港をまわり、各地のハッカースペースを訪問してきたのだが、そのときにこのラボにも立ち寄ったのだという。

水辺に佇むラボは建物まで手作りで、とにかく何でも作ってみたい生粋のハッカー達のたまり場となっている模様。建築、家具作り、電子工作、3Dプリンタやレーザーカッターを使った造形、グルメ、ビオトープ、とにかく色々と面白いことを研究している。

サイトを見てみると、面白い商品が並んでいる。iBamのようなプロダクトだけでなく、レーザーカッター体験会や木工教室の券や、手作り水出しコーヒーメーカーを作る会のチケットまである。

開封!

宅配便の箱から出すと、かわいらしい巾着袋が登場。

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取り扱い説明書と缶バッジが出てきた。

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本体は、シンプルな構造ながら、加工はとても丁寧。表面も竹の表情を生かしながらツヤが出してあり、エッジの部分もなめらかになっていて、竹のトゲトゲ感は全くない。

使ってみる

iPhoneを立てて使う。ケーブルを脇から差し込めば充電しながらでも使える。

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執務室のデスクの後ろ1.5mくらいの所に設置しているのだけれど、iPhoneの下から3分の1くらいの音量でも十分BGMを流すことができる。わずかに反響のかかった優しい音が出る。特にアコースティックな音に向いている。

シンプルでどんなインテリアにも合い、ほどよい存在感のあるアイテムだ。

詳しくはここのページに色々書かれている。

いくつかのオンラインストアで買えるようになっている。私はPasargoraというところで買った。注文するとメールが来て、「お使いの機種は?」と聞かれた。対象機種によって穴のサイズなどを変えているのかもしれない。グレードによって加工のクオリティや色が違い、お値段は通常版が$39、ハイグレードが$47、最高級が$54で、私が買ったのはハイグレード版、松竹梅でいうと竹。

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フィリピン赤十字に寄付した

超大型台風でフィリピンの受けた被害が洒落にならないレベルなので、何か支援できないものかと思って寄付先を調べた。

  • Philippine Red Cross > Take Action (PayPalかクレジットで払う。支払いはフィリピンペソになる。2013年11月11日時点で1ペソ2.4円)

他にもいろいろ救援や復興のために活動している団体はあるけれど、救援活動に関して実績と定評のある赤十字なら間違いはないということで、フィリピン赤十字に10,000ペソ送った。うおお、ペソで払ったのなんて生まれて初めてだよ!!

11日から日本赤十字でも救援金の受付が始まっている。
【日本赤十字社】寄付・献血・ボランティア|2013年フィリピン台風救援金  (日本円でOK!)

日赤は寄附金控除の対象になるのでちょっとお得。
《参考》No.1150 一定の寄附金を支払ったとき(寄附金控除)|所得税|国税庁 

東日本大震災の際には日本もフィリピンに支援してもらったり、私もほぼ毎日フィリピン在住の先生に英会話を教わっていたりと何かとご縁のある国なので、ここは日本からも支援したいね。

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