革でiPhoneカバーを作ってみた

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先日ちょうど良い革が手に入ったので、前々から作ろうと思っていた革製iPhoneカバーを自作してみた。バッグ用の革の端切れらしいのだが、程よい厚みと柔らかさがあって、立体的な形状の物を作るのに向いていそうだった。

出来上がったものはこんな感じ。

leather_chain

上部と下部の2つのパーツをバネホックで一体化させるという構造になっている。上部にはD環をつけてチェーンやストラップを取り付けられるようにした。背面のベルトには指を挟めるので、片手持ちしやすい。サイズの大きなiPhone6が出て以来、片手での操作を楽にするためのバンドやリングが多数売られるようになったが、手がとても小さい私にとっては、iPhone5の細いボディでも辛いのだ。

まずは簡単なスケッチ。iPhoneのサイズを測り、方眼紙を着せてやりながらボタンやコネクタの位置をチェックする。

leather_sketch

leather_paper

Illustratorで型紙を作る。

leather_design

これをPDFにしてコンビニに持って行ってプリントアウト。そこで罠が待ち受けていた。
ぴったりA4サイズのデータを作ってファミリーマートに行って印刷したのだが、出力された物が5%ほど縮んでいる。これでは型紙として使えない。
調べてみたところ、どうやら、ここのプリンタはフチの5mmを避けるように勝手に縮小するらしい。

参考: TrailNote : コンビニによる印刷仕様の違い

親切なのかお節介なのかよくわからないが、とにかく原寸で出力したいという時にそれでは困る。セブンイレブンの印刷機ならばきちんと原寸で印刷できるらしいということで、改めてセブンへ行き、無事型紙を作ることができた。
こういったことは、普段、寸法にこだわらない「ふつうの文書」ばかり印刷していると気づかないものだ。

裁断。

leather_cut0

leather_cut1

縫う。
すべての縁にステッチを入れたが、これは構造上けっこう重要。伸縮しやすい革の形を保ってくれる。iPhoneのボディにフィットするように柔らかめの革を使っているが、どこもかしこもびろびろと伸びてもらっては困るのだ。

leather_sew0

leather_sew1

金具をつけ、縁にダークブラウンのインキを塗ってできあがり。

leather_done

こんな具合で指を引っ掛ければ、手が小さくても片手持ちが楽になる。

leather_hand

前面はあっさりしている。

leather_front

イヤホンジャックやカメラなどの箇所にはちゃんと穴をあけてあるので、装着した状態で全機能が使える。

leather_cables

レザークラフト楽しい。


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