【レビュー】赤ちゃんのしぐさ

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予約していた本が届いた。

「赤ちゃんのしぐさ」
赤ちゃんのしぐさ

タイトルと表紙だけではいまいちどんな本なのかわからない。

なんとなくユルそうに見えるが、内容は、きわめて真面目な育児書である。絵が極めて可愛く、極めて真面目な育児書である。
赤ちゃんの発達の様子が、かわいいイラストで解説されている。紙の面積は文章と絵が半々。絵柄はTwitterでも公開されているイラストを見るとだいたい雰囲気が掴める。

構成は普通の真面目な育児書と同じで、赤ちゃんの月齢ごとに、その時期の赤ちゃんの出来ること・育児のコツ・コラムなどが並んでいる。
今の月齢の部分は日々の育児の参考にし、ずっと先の部分は、「ふーんこうなるんだ」と思って予習する。そこまではどんな育児書や育児サイトでもだいたい同じだと思う。

それに加えて、本書ならではの楽しみというのがある。
どの月齢・発達段階にも、「赤ちゃんが、上手に動けずに妙な行動をとる」「赤ちゃんの珍妙な行動に親が振り回される」といったシーンがおもしろおかしく描写されていたり、「ここが赤ちゃんの萌えどころだよ! 今のうちに萌えとけ!!」というのが強調されていたりする。
そのおかげで、すでに過ぎた月齢については楽しく回想することができるし、今まさに直面している問題も「あるあるネタ」として笑ったり、「萌えポイント」として楽しんだりすることができるのだ。おかげで、読んでいると気分が楽になる。

育児書には大抵「◯◯ヶ月で多くの赤ちゃんが◯◯するようになります」という記述の後に「個人差があるのでできなくても焦る必要はありません」などと書かれている。そりゃそうだ、相手は生身の人間なんだから、当然個人差はある。
でも、それを書かないと、いや、書いても、不安で不安で仕方なくなってしまう親御さんが多いというのもわかる。そんな不安に対し、本書が役に立つのだと思う。たとえば「寝返りがまだできない」「首すわりが遅い」という「悩み」も「下手糞なところが可愛い!」という「萌え」に変換されるかもしれない。

最初に「タイトルと表紙だけではいまいちどんな本なのかわからない」と書いた。わざとなのだと思う。そういうコンセプトの本なのだ。真面目に育児に取り組むことと、赤ちゃんに萌えること。それをシームレスに繋げて一冊のかわいい本の形にしてくれている。

なぜこの本を買おうと思ったのかというと、先日読んだ「産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOK」がとても良く、著者のひとりである小児科医・森戸やすみさんとイラスト担当の栗生ゑゐこさんの新刊ということで興味を持ったから。こちらについては、先日のエントリ「出産前から生後3ヶ月までで、良かった物を幾つか紹介する」で簡単に紹介した。

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